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おからの歴史

 

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こんばんは!
今回は、おからです!おからは健康に良い、ダイエットに良いとよく聞きますが、そもそもどんな食材から出来ているのか皆さんご存知でしょうか。
おからは大豆から豆腐を製造する過程で、豆乳を絞った際の搾りかす。日本、中国、韓国など、豆腐を食べる東アジア一帯ではなじみ深い食品です。食物繊維を多く含み、火を通して食べることが多いそうです。
大豆から豆乳を搾った後の搾りかすであるところから、値段はごく安価で庶民的な食品です。また場合によっては豆腐屋が無料で分け与えたり、捨てたりすることが江戸時代からあったようです。現在では食品としての需要が供給を大きく下回り、また劣化が早く日持ちがしないため、家畜の飼料として一部を活用するか、脱水して保存性を高めて供給される他は、ほとんどが廃棄されているんです。

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実は以前、このおからをめぐってある裁判が行われました。
おから裁判で裁かれたのは、産業廃棄物処理の許可を持たないある業者。この業者は豆腐製造業者から有償でおからを収集し、飼料や肥料として再利用していました。

廃棄物処理法では、食料品製造過程で動物や植物から出た固形状の不要物は「産業廃棄物」であるとされています。おからが廃棄物ならば、産業廃棄物処理の許可を持たずに有償でおからを処理していたこの業者には、当然非があるように思えます。しかしこの業者は裁判で、「おからは廃棄物ではない」と主張しました。

「おからは食品や飼料として活用できる『資源』であり、『不要物(廃棄物)』ではない。つまり、取り扱いに産業廃棄物処理の許可は必要ない」、これが業者の言い分でした。一体おからは資源なのか、それとも廃棄物なのか。そこが争点の一つとなったこの裁判に判決が下ったのは、1999年のことです。食品として再利用されている割合が少ない、腐敗しやすいなどの理由から、最終的に「おからは廃棄物である」という判断が下されたのです。

ダイエットに良いとされるおからにこんな歴史があったとは驚きですよね!

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